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安藤 実香 ANDO MIKA
NEO書画
書画が、書、画(日本画)と切り離されていったのは近代の事であった。それまでは、「書画同体」という中国圏からの理論の元に日本美術史は続いていた。しかし近代になって「書ハ芸術ナラズ」と主張する者が現れ、書と切り離された画は行き場を無くし現在に至る。
かくいう私は、15年間中国の美術教育の機関で水墨画を学んで帰ってきた。私が学んだものとは、もうすでに日本では学ぶ事の出来ない書画だったのである。1人で中国に留学するのは容易な事ではないがここでしか学べないという思いだけが私を15年も中国に滞在させた。
帰国して学んできたものは一部の人を除いて全く一般的に理解されなかった。しかし、時代が大きく変わる中、書画が、書、画(日本画)と切り離されていった現実を知ってもらうには、現代の人に響く方法でなくてはならないと思う様になった。そこで現代アートと出会った。
現代の人に伝える為には、読めない書体ではなく、現代人に伝わる文字でなけれなならない。その私なりの答えがここにある。
空飛ぶ円盤下絵Signals 詩

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